COBeditor(コベディター)

COBOL専用エディター

COBeditor

はじめに

昨今は影の薄くなったCOBOL言語ですが、基幹システム向けを中心に多数運用されていると聞き及びます。 そんなCOBOLに適したエディターは数が少なく手ごろな物はなお希少です。 そこでCOBOLの特徴に沿った専用のエディターを作ってみました。 データ定義及び手続き(PROCEDURE)を同時に編集することができ、項目参照箇所のハイライト表示、 ソース展開などの便利機能を備えています。

お断り

作者のCOBOL開発経験は30年と長いのですが、最新のCOBOL(特にオブジェクト指向)での経験が無い為、 当エディターでは対応していません。また、メーカー依存の高い通信機能等も対応外です。 それ以外でも未対応部分が有るかもしれませんがご容赦願います。

当エディターでは簡易な文法チェックをソース変更の都度行っており、エラー箇所を赤くマーキングします。 これはデータ項目名、手続き名を認識する為に必要な最低限のチェックである事をご了解ください。

FTP接続パラメータの設定はサーバ環境に合った内容を設定して下さい。 利用前にサーバ側テスト環境で動作テストを必ず行ってください。

機能概要

COBeditor起動

java -jar COBeditor.jar 環境設定ファイル名

環境設定ファイル名 … 動作環境等の設定ファイル名

起動直後の画面

起動直後の画面

画面の説明

画面の説明

左エディター  … IDENTIFICATION、ENVIROMENT、DATA 各DIVISIONの為のエディター

右エディター  … 手続き部エディター

データ項目一覧 … 定義されているデータ項目をツリー形式で表示

ルーチン一覧  … 定義されているルーチンをツリー形式で表示

メニューバー

起動直後の画面

1.ファイル

設定 … 動作環境の設定

メイン新規 … 新規にメインソースを作成

コピー新規 … 新規にコピーソースを作成

メイン読込 … メインソースを読込

メイン保存 … メインソースを保存

メイン別名保存 … メインソースを別名で保存

コピー保存 … コピーソースを保存

終了 … COBeditorの終了

2.編集

切り取り、コピー、貼り付け、元に戻す

検索 … 検索パネルを展開

3.表示

PERFORMマップ … ルーチン毎のPERFORM命令の連鎖をTree形式で表現

エラー一覧 … 簡易文法チェックでのエラー一覧表示

4.ツール

部品パターン挿入  … 予め登録されている部品パターンからソースを展開

項目によるソース構築  … データ項目構造を基に任意のパターンでソースを構築

 … エディター上のハイライト表示、及びエラーチェック実施

(プログラムの問題で異常な単語色分けになった場合実行)

 … 10,000Stepを超えるソースを編集時、エディター操作が重くなる為、
リアルタイムでのエラーチェックを抑止()出来る
クリックでOn()、Off()を切替
(Off中にエラーチェックを実施する場合はクリック)

5.ヘルプ

解説サイトへ

バージョン

ソースファイル形式について

ソースファイル形式として「80桁固定長」と「可変長」に対応(「設定」パネルにて設定)

80桁固定長の場合は、読込時各行末尾の連続すぺーすを取除き、書込み時スペース補完や削除を行い80桁に成形する
また、73桁から80桁目はソース解釈上無視される

FTPパラメータについて

サーバソースを直接操作する為にはFTPパラメータの設定が必要

FTPパラメータ・ファイル名は環境設定・FTP接続パラメータ定義ファイルパスに設定

設定内容